夏に向けてアトピーを悪化させないために知っておきたい心得 |
![]() |


- ところでみなさんは、汗をよくかきますか? 「汗をかくとベタベタして気持ちが悪い」「汗をかくとかゆみが増す」「汗
でかぶれる」という方も多いかもしれませんね。
でも実は汗の中には「抗菌ペプチド」というアミノ酸の結合体があり、これが、抗細菌活性や抗ウイルス活性を行っています。 つまり、汗をしっかりかけていると、抗菌ペプチドが菌を殺し、細菌感染症やヘルペスの感染を未然に防ごうとし、感染しづらい状態にしてくれるのです。
ただ、アトピーを発症していると、汗そのものが少なかったり、また、汗の中の抗菌ペプチドが少ない場合もあり、十分な抗細菌活性や 抗ウイルス活性が行えないのも事実。しっかり汗がかける体になれるといいですね。

- なお、「ストレス」も抗菌ペプチドを
減らす要因です。梅雨で陰鬱な気分のときは、お笑い番組やコメディ映画などの力も借りて、積極的に楽しい気分でいる時間を増やすようにするのもよさそうです。
とはいえ、夜更かしをしてまでDVD鑑賞というのはまったくおすすめできません。不眠や過労は免疫力を落とします。 そして、アレルギー反応を高めてしまいますので、感染症やアトピーに対してよくないだけでなく、何においてもいいことは全くないのです。
夜はしっかり眠る。よく笑う。汗をしっかりかく。こういう毎日が過ごせていると、アトピーも感染症も改善できていきます。 「こんな生活は理想だ。できるはずがない」とあきらめずに、まずどれか一つだけでもできていくようにイメージし、努力してみることも大切なのですね。

