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ステロイド剤とプロトピックが身体にもたらす弊害



  • ステロイド剤は、ランゲルハンス細胞を死滅させる
  • ランゲルハンス細胞は 異物から体を守る

    表皮細胞の2~5%を占めるラン ゲルハンス細胞は、樹枝のように伸 びた突起部分で外部から皮膚に侵入 してくる異物(ウイルス・細菌・化学 物質など)を見張って有害な異物の 侵入を脳に伝え、皮膚のバリア機能 の役割を担っています。

    ステロイド剤3週間で ランゲルハンス細胞の 73%が 死 滅

    ステロイド剤をぬることによって ランゲルハンス細胞が減ってしまう ことも、実験によって明らかになっ ています。ベトネベート(強いランク のステロイド剤)を健康な成人男性 に1日2回ずつ5日間ぬり続けたと ころ、ランゲルハンス細胞の半分が 死滅しました。同じ実験をアトピー 性皮膚炎患者でも行ったところ、は じめの1週間では細胞数にあまり変 化が見られませんでした。しかし2 週間後には顕著な減少が認められ、 3週間後にはなんと7 3%が死滅して しまいました。
  • 一度減った ランゲルハンス細胞は、 なかなか再生しない

    一度減ってしまったランゲルハン ス細胞は、なかなか再生しないこと もわかっています。こちらはマウス を使った実験ですが、再生には5 0日 間を要したというデータがありま す。減るのは早いですが、再生する のにはその何倍もの時間がかかるよ うです。

    ステロイド剤によって 感染症リスクは ますます高まる

    ステロイド剤によって、皮膚のバ リア機能を担う抗菌ペプチドとラン ゲルハンス細胞は両方とも減ってし まいます。さらには体の免疫機能を 司るT細胞(免疫細胞)までもが減っ てしまうことがわかっています。こ れでは皮膚の免疫力は下がる一方で す。ステロイド剤をぬり続けること によって、皮膚はますます外部から の刺激を受けやすくなり、感染症の リスクはますます高まります。
  • 11歳の男児がプロトピック常用で悪性リンパ腫に
  • ピメクロリムスはプロトピックと同じ免疫抑制剤

    抗菌ペプチドの実験で使われたピメクロリムス(前項グラフC)は、プロトピックと同じ「局所カルシニューリン・ホスファターゼ阻害薬」に分類される免疫抑制剤(商品名:エリデル、日本では未発売)です。前項のグラフを見ると、リンデロンVなどのステロイド剤に較べて抗菌ペプチドの減り方は少なく、健常な皮膚と比べるとむしろ多くなっています。ランゲルハンス細胞の実験でも、ステロイド剤よりもピメクロリムスをぬったときのほうがランゲルハンス細胞の枯渇量が少ないという結果が出ています。

    免疫抑制はステロイド剤よりも強い

    では、ピメクロリムスやプロトピックなどの免疫抑制剤は、ステロイド剤より安全なのでしょうか? 答えは「NO」。これらの免疫抑制剤は、ステロイド剤より抑制力が強く、本来は臓器移植時に使われるものです。ステロイド剤同様、炎症を一時的に抑えるだけで、薬を断つと再び炎症は現れます。

    7年間プロトピックを使い悪性リンパ腫に

    プロトピックが発売されてから、すでに10年以上の月日がたちました。以前から発がんのリスクが疑われていたプロトピックですが、2012年に発表された米国の論文では、11歳の男の子がアトピー治療にプロトピック軟膏(商品名:タクロリムス)を7年間使い、バーキットリンパ腫(悪性リンパ腫の一種)を発症したとの事実が発表されています。 
    この論文では「十分に検証するには多くの症例が必要になる」と述べた上で、「7年間、腹痛を訴える直前までタクロリムス軟膏0.1%をかなり広範囲の炎症皮膚に常用していたこの症例では、タクロリムス使用が少なくとも部分的には悪性腫瘍発症の可能性を高めている」としています。




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