薬物治療についての実態調査アンケート |
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- 今回のアンケート回答者で最高齢は81歳でした。「現在も症状はあるが、薬は使用しておらず、これからも使うことはない」という回答でした。
おそらくここに、ステロイド剤やプロトピック軟膏による薬剤治療の限界点と課題が集約されているように思います。症状を引き起こす元となった「病気」の治療ではなく、病気により生じた「症状」の治療は、当たり前のことですが、病気が治らない限り、症状は「病気から作られる」ことになります。 ステロイド剤やプロトピック軟膏は、アトピー性皮膚炎という「疾患」に直接アプローチする治療ではなく、アトピー性皮膚炎という病気により生じた「かゆみ」を抑える治療です。
これらの薬物治療を望まなくなった方々の声は、症状を抑えるだけの対症療法ではなく、アトピー性皮膚炎を根本から治す治療を選択したいという気持ちの表れと言えるでしょう。
症状を抑える治療を経験した結果、こうした「結論」に至ったことは、大きな意味があるように思います。
