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花粉の季節を快適に過ごすポイント




監修:角田和彦(かくた かずひこ)
かくたこども&アレルギークリニック 小児科・アレルギー科 院長
1953年生まれ。1979年、東北大学医学部卒業。専門は小児循環器・アレルギー疾患。自分自身を含め、 5人の子供と妻にアレルギー体質があることから、常に患者の視点ももちながら、具体的なアドバイス ときめ細かい診療を続けている。著書に『アレルギーっ子の生活百科』(近代出版)、『食物アレルギー とアナフィラキシー』(芽ばえ社)、『アレルギーと食・環境』(食べもの通信社)などがある。

  • 去年の夏は記録的な猛暑でした。 夏の気温が高く日差しが強かった年の 翌春は花粉が多くなります。冬が暖 かければ花粉が飛ぶ時期が早くなる し、冬が寒ければその時期は遅くなり がちです。今年はどうなるでしょうか。  
    いずれにしろ、そろそろ花粉が気に なる季節。花粉アレルギーの人はもち ろん、アレルギー体質の人は、花粉か ら様々な影響を受けやすいもの。アト ピー性皮膚炎の場合は、花粉が皮膚 に接触して湿疹がひどくなることがあ ります。
  • 花粉アレルギーの症状は様々
  • 花粉アレルギーによる症状は実に様々、体のいたるところに現れます。アレルギーを起こして体の抵抗力が 低下すると、中耳炎・気管支炎・肺炎などの感染症も起こしやすくなります。花粉症が長引くにつれて症状が悪化し、 最悪の場合はアナフィラキシー様の症状を起こす場合もあります。花粉症は長期化するほど疲労が悪化の引き金になりやすいので、 疲れをためないことも大切です。  
    花粉症の症状を軽減するには、まず花粉を避けることが第一。外出したら花粉を浴びない、家には花粉を入 れない工夫が必要です。家に入ってしまった花粉は掃除をして取り除きます。さらに、アレルギーを悪化させな いための生活環境・生活習慣を整えることも大切です。

  • 花粉を避ける
  • POINT1 花粉の飛び方を知り、花粉を遠ざける
    スギやヒノキのほかにも、イネ科や キク科などの植物が花粉症のアレルゲ ンとなります。自分がアレルギー症状 を起こす植物とその飛散時期を知り、 できる限りその季節には近寄らないよ うにしましょう。  
    樹木か草花かによって、花粉の飛び 方や症状の出かたにも違いがありま す。スギやヒノキの樹木花粉は数十キ ロに及ぶ範囲に飛散し、症状は慢性的 に毎日続く傾向があります。イネ科や キク科などの草の花粉はあまり遠くま で飛ばず、晴天の日などをきっかけに 突然症状が強く出ることがあります。  
    空気が湿っていれば花粉は飛びにく く、乾燥するほど花粉は飛びやすくな ります。次の4つの条件が揃うほど飛 びやすくなり、天気のよい小春日和の 昼頃から夕方にかけて、特に雨や雪の 降った日の翌日などは要注意です。  




    雨が降れば花粉は飛びにくくなり ますが、降り始めには注意します。降 り始めの雨には、空気中に飛散してい た花粉と大気中のチリ(車の排気ガス、 粉塵などの大気汚染物質を含む)が多 く含まれている可能性が高いからです。

    特にアトピー性皮膚炎やじんましん などの症状がある人は、花粉入りの雨 で悪化することがあるので、雨を体に 浴びないよう気をつけます。




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