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あとぴナビ/スペシャルインタビュー

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取材・文/大石久恵 撮影/橋詰芳房




PROFILE
1990年、群馬県生まれ。生まれつき全盲のハンデがありながら も、幼少の頃から演歌を聴いて育ち、自然とこぶしをまわして 歌うようになる。小学生の頃から地元のカラオケステージなど で歌うようになり、ずば抜けた歌唱力が評判を呼ぶ。
2007年、NHK「のど自慢」平成18年度グランドチャンピオンに。 審査員の作曲家・作詞家の呼びかけで高校生演歌歌手として デビュー。デビュー曲「雨恋々」で、日本有線大賞新人賞受賞。 9月22日に新曲「帰りたいなァ」発売。
  • NHKのど自慢のグランドチャンピオン受賞を機に、新星のごとく芸能界にデビューした清水さん。 切々と歌う伸びやかな歌声には、人の心を慰め、元気にしてくれるパワーがあります。 生まれつき全盲でありながら、自分にとって目が見えないことは1つの個性と屈託なく語る清水さんは、根っからの明るさと、 ユーモアたっぷりの人柄が魅力。多くの人たちに歌を通じて勇気を与え続ける清水さんに、デビュー秘話や歌にかける思いをお聞きしました。

  • 物心がついたときから昭和の名曲 に親しみ続けてきた清水さんは、これまで演歌一筋。「ぼく は幼いころから他のジャンルには興味が なくて、こぶしが回った歌声が好きだった んです。だから歌の仲間はおもに高齢の 方ばかり。演歌好きの祖父母の影響もあ りますが、三橋美智也さんや二葉百合子 さんの歌が大好きでした」。
    今年で20歳になる清水さんは、出生時 に未熟児網膜症という病気を発症。その ため生まれつき目が見えませんが、明る くポジティブな人柄と、天性の歌声で、 多くのファンを魅了しています。


  • ● 人前で歌う喜びに目覚める
  • 清水さんが初めて人前で歌声を披露し たのは9歳のとき。家族と通った日帰り 温泉施設にはカラオケステージがあり、 「自分もみんなの前で歌いたい」と思うよ うになったのです。
    「祖父に『歌ってみたい』と話したら、『ま だ歌わねぇほうがいいよ』と最初は止め られました。でも、ある日、夕方で人が 少なくなってきた頃に祖父にうながされ て歌ったら、周りの人たちが聴き入って くれたんですよ」。
    初めて人前で歌った清水さんは、歌う ことの幸福感を実感していました。 「なんて気持ちがいいんだろう!これから もいろんな場所で歌いたい!と思いまし た。でも、そのときは『歌手になりたい』 とは考えていなくて、自分の楽しみとし て歌い続けたいという気持ちでした」。 やがて温泉施設や老人福祉施設などで 歌うようになった清水さんは、<歌がうま い少年>と、地元で知られる存在に。
    「『たまげたね~』と、いろんな人が声を かけてくれましたが、当時は歌手になる のは無理だろうって自分では考えていま した。心の片隅には、歌手を夢見る気持 があったけど、プロの世界は厳しいと思っ ていましたから」。
    将来はマッサージや按摩の仕事につく ことを目標に、「歌は趣味で」と自分の心 に言い聞かせていたのです。
  • ● 「のど自慢」に出場、思いがけずチャンピオンに
  • 盲学校の2年生だった2006年9 月のこと、清水さんに転機が訪れます。 N HKの「のど自慢」のチャンピオンに なったことが、デビューへの最初のステッ プとなったのです。
    「ある日、群馬県藤岡市で開催される『の ど自慢』の参加通知のハガキが届いて驚 きました。ぼくが知らないうちに、歌の 仲間が応募していたんですよ」。  当時はオレオレ詐欺が世間を騒がせて いた時期。突然届いたNHKからの通知 に、清水さんは「これは詐欺の一種かも?」 と疑いました。
    「でも、インターネットで確認すると、確 かにその日にのど自慢が予定され、ゲス ト名も一致するんですよね。しかも、ぼ くが歌う曲は『雪簾』と決められていて、 よく歌う曲だったんです」。
    いったい誰が?清水さんは歌仲間に順 番に電話をかけて確かめました。そして案 の定、仲間の1人が応募したことが判明。 「『ひろちゃん、出てみろよ』と言われま したけど、急に言われたってねぇ。でも、 こんなチャンスは滅多にない。衣装もど うすればいいのか困ったけど、思い切っ て学生服で行くことにしました。それに、 もともと『20歳を過ぎたら応募してみよ う』と思っていましたから」。
    その日の予選出場者は千人以上の応募 者から抽選で選ばれた250人。歌う時 間は1人あたりわずか40秒ほどでした。
    「緊張しましたけど、いつものように楽し んで歌えばいいやって。そしたら思いが けず受かっちゃったんですよ」。
    250人中20人に選出され、テレビ放 映される本番に臨んだ清水さんは、その 週のチャンピオンになったのです。
  • ● 歌手デビューは心の片隅にあった夢

  • それから4カ月後の2007年1月、清水さんに2度目の転機が訪れます。 NHKからのど自慢のグランドチャンピ オン大会への出場依頼があったのです。 「もう、たまげましたよ。両親と相談して、 最初は断るつもりでした。だって、歌は 自分にとって趣味ですから。でも、祖父 母が『出てみろ』とすすめてくれました」。  初めはあまり乗り気ではなかった清水 さんですが、全国から選ばれた15人と知 り合えるチャンスだと思い直し、「歌を通 じて友だちの輪を広げよう」「東京のNHK ホールという場所で歌ってみたい」とい う気持ちから参加します。そして見事グ ランドチャンピオンに!
    「グランドチャンピオン大会では、3千人 ものお客さんから拍手をもらって、緊張 でガタガタ震えましたけど、歌っていて 不思議と気持ちがよかったんですよ」。
     その数カ月後、審査員だった作詞家の たかたかし氏と作曲家の弦哲也氏のすすめ で、演歌歌手としてデビューすることに。 「自分でも信じられなかったです。歌手と いうのは自分とはかけ離れた世界だと 思っていましたから。でも、ずっと心の 片隅にあった夢だったので、『まずはやっ てみようかな』って。売れても、売れな くても、CDを1枚作ることが、ぼくの 生きた証となり、心の財産になると思い ました」。
  • ● 人生いろいろだけど負けずにがんばろうよ
  • デビュー曲の「雨恋々」は、女性の切な い恋心を歌った曲。清水さんの歌声は多 くの人たちの涙を誘いますが、涙の後で 笑顔が広がるのです。「歌を通じて、多くの人と気持ちを分かち 合いたいと思っているので、客席との一 体感を感じられたときは、本当にうれし いです。『人生いろいろだけど、負けずに 頑張ろうよ』という思いを伝えたくて歌っ ています。
    人には気持ちが滅入るときもあるけれ ど、内側にこもっていても何も始まらな い。まずは自分から外に出ていかなくて は。これはどんな人にも言えることだと 思います。
    ぼくは目が見えないけれど、全盲はハ ンディキャップではないし、恥ずかしい ことでもなんでもない。人それぞれに個 性があるのと一緒だと思っています。こ れからもあせり過ぎず、急ぎ過ぎず、マ イペースで歩んでいきたいですね。そし て歌うことを心から楽しみたい。たくさ んの人の心に届くように歌い続けていき たいです」。
プレゼント



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