この夏~残暑、知っておきたい豆知識 3 |
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アトピー性皮膚炎の方の入浴を考えた場合、入浴温度は、1℃ 違うだけで、症状が改善したり、悪化したりするので、とても重要です。
特に、症状が悪化傾向にある夏の時期などは、32~37℃くらいの湯温を活用すると、改善に向かうことがよくあります。しかし、いつも40 ~42℃(アトピーが悪化する湯温です)で入浴している方の中には、なかなか低い温度での入浴が身につかない方が多くいます。
そんな時は、36℃で10 分、37℃で10 分、そのあとは38℃で心地よい時間入って出るという入浴をしてみてください(暑い日はそれぞれ1度さらに下げて始めても良い)。1 週間も行えば、もう37℃、38℃でのアトピー肌に最適な入浴に慣れてきます。


トランス脂肪酸とは、天然では牛肉や豚肉、牛乳などにも微量含まれていますが、人工的にはマーガリンやファットスプレッド、ショートニングを原料に使ったパン、ケーキ、ドーナッツ、揚げ物、フライドポテトなどに含まれています。
このトランス脂肪酸を摂取した際、体が排泄する方法は3 つあります。それは、「便」「母乳」「皮脂腺」です。この中で、皮脂腺からの排出は、肌に炎症を起こすことがありますので、トランス脂肪酸を含む食品を多く摂取することに対しては注意が必要です。特に夏は、汗や雑菌の影響で、汗腺や皮脂腺での炎症が生じやすく、トランス脂肪酸の排出時の炎症も加えて起きやすくなっています。毛穴にポツ、ポツと炎症ができ、それらをかき壊して広範囲に炎症や掻き壊しが広がったという方は、トランス脂肪酸の摂取をチェックしてみましょう。

