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状態に合わせたアトピー快適スキンケア

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  • これまでアトピーの症状が安定していた方が、季節の変わり目などで、突然、症状が現れ始めることがあります。この原因の一つは、今月の特集にあった「黄色ブドウ球菌の感染症」からの影響が考えられます。つまり、アトピー性皮膚炎の症状は特になくても、皮膚のバリア機能が低下したため、黄色ブドウ球菌が皮膚に定着します。この段階では、まだ特に症状は見られませんが、黄色ブドウ球菌がデルタ毒素を排出、デルタ毒素により肥満細胞(マスト細胞)が、ヒスタミンなど起炎物質を含んだ顆粒を放出(脱顆粒)させると、それにより、赤みや炎症、そしてかゆみが生じ始めます。
    同時に、デルタ毒素はIgEを増強させる働きがありますので、黄色ブドウ球菌の感染症が継続することで、IgEが少しずつ増え始めます。そして、掻き壊しが強くなってくると、黄色ブドウ球菌からのデルタ毒素と、デルタ毒素により作られたIgEがデルタ毒素による肥満細胞からの脱顆粒をさらに促進させ、炎症が悪化するという悪循環へと陥ります。
    また、IgEが増加することは、免疫機能の点からもアトピー性皮膚炎の症状を悪化させますから、悪循環が大きくなることも考えられるでしょう。これは、健常な肌からアトピー性皮膚炎の症状が現れ始める過程を現わしたものですが、現在、アトピー性皮膚炎の症状が見られる方も、同じように影響を受けることがあります。炎症やかき壊しがある状態は、バリア機能は低下した状態です。
    今回の特集で紹介したネイチャーの論文では90%以上のアトピー性皮膚炎の方に黄色ブドウ球菌の感染症があることが示されていますが、これは、アトピー性皮膚炎の症状がある方は、バリア機能が低下していることで、感染症に罹りやすいことが考えられます。特に、ステロイド剤やプロトピック軟膏を使用していると、薬剤が持つ免疫抑制作用により、炎症は抑えられても、感染症は悪化しやすい状況にあり、黄色ブドウ球菌が定着しやすくなっているとも考えられます。


  • そこで、まず考えなければならないのは、「皮膚のバリア機能をいかに保つか」ということになります。皮膚に炎症やかき壊しがあり、目に見える状態でバリア機能が低下している方も、皮膚に特に症状がなくても、元々、バリア機能が低下しやすい状況の方は、日頃のケアが、アトピー性皮膚炎の再発や発症、そして症状の悪化を防ぐ大きなポイントとなります。
    ただし、ここで気をつけなければならないのは、こうしたバリア機能を維持する、あるいは高めるためのケアは、お肌の状態により異なる、ということです。これまで、あとぴナビでも何度か書いていますが、水分が不足している方が保湿しかしていない、お肌がジュクジュクしているのに保護を十分行っていない、など適切なケアができていないケースが多くあります。
    季節の変わり目は、体調にも影響を受けやすく、お肌の状態も低下しやすい時期です。特に、秋から冬にかけては、空気の乾燥により、お肌が乾燥しやすい状態=バリア機能が低下しやすい状態が生じやすい時期です。お肌の状態に合わせて、適切なケアを行うように気をつけましょう。



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