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冷えとりで病が治る 第5回


  • 顆粒球の増加が粘膜を破壊して潰瘍に
  • 潰瘍の原因については、もう一つ新たな説があります。顆粒球説といって、人体の免疫 に関与する顆粒球(白血球の仲間)の増加によって粘膜破壊が起こり、潰瘍になるというものです。

    白血球は、ウイルスや細菌の侵入から人体を守る免疫システムの要で、顆粒球、リンパ 球、マクロファージに大きく分けることができます。顆粒球、リンパ球、マクロファージは、 それぞれが得意分野を持って免疫システムのために働いています。

    顆粒球は、細菌やウイルスが体内に侵入するのを防ぐ働きを担っています。しかし、 ストレスなどが原因で顆粒球が過剰に集まりすぎると、逆に粘膜を攻撃してしまい潰 瘍になることがあります。
    顆粒球説はこれまでの諸説とは異なり、胃酸が潰瘍の原因とは考えません。胃酸が 出て胃が痛むのは、胃酸が粘膜を傷つけるからではなく、潰瘍で弱った胃が無理やり 胃酸を出そうとする際に、プロスタグランジンやヒスタミンという化学物質が分泌される ためです。

    最近では、「潰瘍を調べたら、潰瘍底に顆粒球がびっしり集まっていた」という発表が 学会でも報告されるようになりました。このような現象は、特にストレス性潰瘍の場合 に多くみられるようです。私もストレス性潰瘍については、顆粒球説でほとんど説明でき てしまうと考えています。
  • 潰瘍もアトピーも自律神経のバランスが大切
  • 人に大きなストレスがかかると、緊張して自律神経の交感神経が優位となり、ノルア ドレナリンというホルモンが分泌されます。顆粒球はノルアドレナリンの受容体(外から の刺激や情報を受け取る役目をするもの)を持っているため、ストレスを受けることに よって顆粒球も増えてしまいます。
    上記のような図式を考えると、潰瘍を防ぐためには、交感神経を過剰に働かせないことが 大切です。交感神経を緊張させる最大の原因はストレス。そして体の冷えも、交感神経を優位に し、潰瘍を作ったり悪化させる原因となります。アトピー性皮膚炎の治療では、自律神経のバラ ンスを整えることが大切なことをご存知の方は多いと思いますが、胃・十二指腸潰瘍にも同じ ことが言えます。

    体を温めリラックスすることによって、副交感神経が優位となり血流もよ くなります。体に必要な栄養分や酸素が血流に乗って全身の細胞に十分に行きわたれ ば、様々な病気の予防・改善に役立ちます。 ぬるめのお風呂にゆっくりつかったり、湯たんぽなどで体を温め、適度な運動を日課と してリラックスした毎日を送ること。暴飲・暴食やストレスをためる生活などで体を冷 やさないこと。このシリーズで毎回言っていることですが、毎日の生活で体を温め血流を よくする習慣を身につけることこそが、あらゆる生活習慣病を予防し克服する近道であ ること忘れないでください。
  • 胃薬を飲む前に知っておきたいこと
  • 最後に胃薬について一言。胃薬を対症療 法的に短期間飲むのはかまいませんが、 長期間飲み続けると様々な問題が出てき ます。胃薬のほとんどは胃酸を中和した り抑えるものですが、長期間飲み続けて 突然やめるとリバウンドで胃酸が出過ぎて しまいます。また、胃酸本来の働きは殺菌作 用で食物の腐敗・発酵を防ぐこと、さらに 鉄・カルシウム・葉酸などの栄養素の吸収も 助ける働きもあります。胃酸を抑えること で、体の殺菌能力や栄養吸収力も弱くなっ てしまいます。 胃が痛いと胃薬を飲むことが習慣になっ ている人は、タバコやお酒、糖分、コーヒーな どをとりすぎていないか、ストレスのたまる 生活を送っていないか、体が冷えていないかと いう根本の原因を取り除くことを考えてく ださい。





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