アレルギー症状が出ない生活術 |
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- 症状を出さない生活術を子どもたちに伝えよう
アレルギーの症状は、両親から受 け継いだ体質、胎児期の環境(特に 妊娠初期)、その後の生活環境や食 生活によって変化していくものです。 生活を整えることによって、症状が 出ないように改善することはできま すが、もとの悪い環境に戻ればまた 病気はぶり返してしまうでしょう。
だからお子さんがアレルギーの場 合は、親御さんがしっかりとお子さ んにそのことを伝えなければいけま せん。お子さんのために整えた生活 環境や食生活の改善などについて、 その知識と方法を身につけてもらう のです。
親の手伝いができる年齢になる頃 からは積極的に手伝ってもらい、でき るだけ自分のこと(掃除や衣類の 片付けなど)は一人でできるように促して あげてください。身の周りを清潔にしないと症状が悪化する こと、毎日の食材選びの大切さなど を教え、本人が自分で考えてアレル ギーを起こさない生活を送る術を身につけていくことが 大切です。
- 健康的で自分らしい生活環を作ろう
-
アレルギーの原因や
誘因は一人ひとり異なってい
ます。その人なりの生活の工夫
や最適な方法がきっとあるはずなの
で、試行錯誤しながらも作り上げて
いくことが大切です。自分に合った
(体に負担のかからない)生活方法
を見つけ出し、それを子どもたちに
も伝えていきましょう。
食生活については、住む地域や家 族ごとに違いますが、哺乳類である 人間の食性にあっていること、古来 から日本人が食べなれてうまく消化 できる食品であることを基準に考え るとよいでしょう。
アトピーなどのアレルギー症状 は、今までの生活や環境に無理が あったことを知らせてくれる警告で す。未来の地球環境や生態系のこと も大切に考え、健康的で自分らしい 生活を築いてくれたらと願っていま す。


